知らないと損!iPhoneの大容量動画保存に役立つ4つの方法|パソコンなしでもOK
最近のスマホはカメラの性能が向上しており、きれいな映像が簡単に撮れます。特にiPhone(6s/6s Plus以降)は、4Kビデオまで撮影することができますね。
しかし、画質が上がることによって問題点もあります。
撮影した動画の画質が高ければ高いほど、より多くのストレージ容量を消費します。
解像度/フレームレート | 1分間およそのサイズ |
---|---|
1,080p HD/30〜60 fps | 60MB〜100MB |
4K/30〜60 fps | 170MB〜400MB |
iPhoneに大容量動画をたくさん保存していると、iPhoneのストレージを圧迫したり、動作がカクカクして重くなったりするなど、多くの欠点があります。そういう場合、iPhoneにたまった大容量動画を別の媒体に保存して、iPhone内の動画は削除すれば、容量が確保できます。
そこで今回は、iPhoneの大容量動画保存におすすめの保存方法をいくつか4つご紹介します。パソコンを持っていてもいなくても、適切な保存方法を見つけることができます。
iPhoneで容量の大きい動画を調べる方法
まずiPhoneに容量の大きい動画を調べましょう。
iOS 11以降のiPhoneであれば、次の方法でサイズの大きな動画を確認できます。
- ➊ 設定から「一般」>「iPhoneストレージ」の順にタップします。
- ➋ 「写真」>「自分のビデオを再検討」をタップすると、動画が容量の大きい順に並べて表示されます。
- ※ 動画の撮影本数が少ない場合、動画の使用容量が少ない場合は表示されない場合があります。
そうすると、自分のiPhoneにある大容量動画がどれなのかがわかります。
iPhoneの大容量動画を保存する4つの方法
iPhoneに大容量動画の保存問題を解決する方法は主に4つがあります。
T.パソコンに転送する
U.クラウドストレージサービスにアップロード
V.共有アルバムにアップロード
W.iPhone用外部ストレージに保存
では、それぞれの保存方法について簡単に紹介しておきます。
T. iPhoneの大容量動画をパソコンに転送する
容量不足に陥らないように、iPhoneに保存している大容量動画をMacやWindowsのパソコンに転送しておきましょう。大容量動画をパソコンに取り込んで保存するには、iPhone本体のストレージを節約できるだけでなく、iPhoneが急に故障しても動画などデータを失わずにすみます。
iPhoneの動画をパソコンに転送する方法は多数存在しますが、よく使われるのは次のようなものです。
- 1iPhoneデータ転送ソフト
- 2iTunes
- 3iCloud
- 4AirDrop(Macのみ)
- 5写真アプリ(Macのみ)
- 6エクスプローラ(Windowsのみ)
- 7フォトアプリ(Windowsのみ)
その中で、一番おすすめなのはiPhone転送ソフトでiPhoneの動画をパソコンに保存する方法です。複雑な操作や準備など必要はないので、一番手軽だと思います。
代表的な転送ソフトはDearMob iPhoneマネージャーです。DearMob iPhoneマネージャーがDigiarty社から開発したiOSデータ転送&管理&バックアップツールです。iPhone⇔パソコンの間で全てのiPhoneデータ(写真、ミュージック、ビデオ、ブック、連絡先、アプリ、SMS、ボイズメモ、カレンダー、ポッドキャスト、着信音など)を転送・共有・管理できるに加えて、DRM解除、ファイル暗号化、着信音作成、音楽編集、MP4形式に自動変換など機能もあります。
DearMob iPhoneマネージャーで、iPhoneから大容量動画をパソコンに転送する方法
- ➊ パソコンとiPhoneをLightning USBケーブルで接続します。
- ➋ iPhoneデータ転送ソフト「DearMob iPhoneマネージャー」を起動して、 「ビデオ&映画」をクリックして、動画の管理画面が表示されます。
- ➌ すると、パソコンに転送したい、iPhoneに保存している大容量動画を選択して、画面上部の「同期」をクリックしたら、iPhone動画がパソコンに転送されます。
- しばらく待てば作業が完成します。
U. iPhoneの大容量動画をクラウドストレージサービスにアップロードする
クラウドストレージサービスとは、インターネット上でファイルを保存・共有できるサービスです。
大容量動画をオンラインストレージ上に移動させれば、iPhoneから動画を削除でき、端末の動作がスムーズになるかもしれません。クラウドストレージに保存した動画がMac製品以外のデバイスとデータ共有することができるのも魅力です。
無料で使えるクラウドストレージサービスが多いですが、アップロードできるデータの容量に制限があります。
- 1iCloud(5GB)
- 2Googleフォト(15GB)
- 3Dropbox(2GB)
- 4OneDrive(5GB)
- 5Amazon Photos(5GB)
その中で、人気なのがAppleの「iCloud」と「Googleフォト」です。ここでは、両者の使い方と特徴を簡単に紹介します。
サービス名 | iCloud | Googleフォト |
---|---|---|
対応端末 | iOS/Mac/Windows | IOS/Mac/Windows/Android |
無料容量 | 5GB | 15GB |
月額料金 | 50GB/130円 200GB:400円 2TB:1,300円 |
100GB:250円 200GB:380円 2TB:1,200円 |
品質 | オリジナル保存 | 1ファイル10GBまで(自動的に圧縮) |
メリット | 写真、音楽、動画、書類などデータの保存・バックアップ;Appleデバイス間でのデータ同期やバックアップに優れる;セキュリティが高い | 自動的に写真や動画を整理し、地域、人物、イベントなどのタグを付ける;明るさや彩度、トリミングなどの動画編集が可能; |
デメリット | 無料で使える容量は少ない;ビデオだけを選んでアップロードできない | 1 日最大 15 GBしかアップロードできない;10 GB 以上の動画をアップロードできない; |
iPhoneの大容量動画をiCloudにアップロードする方法
- ➊ iPhoneで「設定」アプリを開き、「[ユーザ名]」>「iCloud」>「写真」の順にタップして、「iCloud写真」をオンにします。
- ➋ iCloud写真を有効にする時、以下のような設定があります。
- 「iPhoneのストレージを最適化」:iCloud にはフル解像度の写真とビデオが保存され、必要に応じて、デバイスには容量をさほど占有しない小さめのコピーが保存されます。
- 「オリジナルをダウンロード」:iPhone本体にも写真・ビデオのオリジナルデータを保存します。
- ➌ iPhone上の保存容量を節約するために、「iPhoneのストレージを最適化」を選択してください。
iPhoneの大容量動画をGoogleフォトにアップロードする方法
iPhoneの動画をGoogleフォトにアップロードするには、「自動同期」と「手動でアップロード」の2つの方法があります。
- iPhoneで動画を撮るたびに自動でGoogleフォトにアップロードする手順
- Googleフォトを起動して、右上にあるプロフィール写真をタップします。続いて、「Googleフォトの設定」から「バックアップと同期」を選択してオンにすれば完了です。
- iPhoneで手動で大容量動画を選択してGoogleフォトにアップロードする手順
- Googleフォトを起動し、「フォト」からアップロードしたい動画長押し選択します。そして、画面右上の「…」アイコンをタップして、「バックアップ」を選択すると、動画がGoogleフォトにアップロードされます。
V. iPhoneの大容量動画を共有アルバムにアップロードする
「共有アルバム」とは、iPhoneで撮影した写真や動画をiCloud上で共有できる機能のことです。自分以外の他の人と共同で保存・管理できるので、本来は家族や友人と写真や動画を共有したいときによく使われます。
注目したいのは、アルバムのデータはiCloud上に保存されるにも関わらず、iCloudストレージの容量を消費しない点です。そのため、動画を大容量の保存が可能です。デメリットとしては、画質が圧縮され(オリジナルのものより落ちる)、動画の長さに制限がある(最長で15分までしか保存できない)という点です。
詳しく操作手順は以下の通りです。
- ➊ まずは「設定」から「iCloud」>「写真」の順に進みましょう。そして、一番下にある「共有アルバム」をオンにすると、共有アルバムの機能が使えるようになります。
- ➋ 続いて、iPhoneの写真アプリを開き、左上の「+」アイコンをタップ。メニューから「新規共有アルバム」を選択します。共有アルバムの名前を入力したら、「次へ」をタップします。
- ➌ 共有したい相手がいればメールアドレスを入力しますが、個人で使うのであればそのまま「作成」をタップします。作成したアルバムに、共有したい動画を「+」マークを選択して追加したら完了です。
W.iPhoneの大容量動画を外部ストレージに保存する
外部ストレージを使用することで、iPhoneが大容量動画で埋ってしまっている時に便利です。パソコンが持っていなかったり、、パソコンを使って動画を保存するのが面倒だったりする場合に良い選択肢でしょう。
動画の保存iPhone用の外部ストレージには、さまざまなタイプがあります。主なものは、以下の4種類です。
外部ストレージ | メリット | デメリット |
---|---|---|
USBメモリ |
手軽に使える;持ち運びやすい;iPhoneに直接接続できる。 |
容量は少ない;大容量動画の転送に時間がかかる。 |
ネットワークHDD |
容量が大きい;複数のデバイスから接続できる;データの長期保存にも向いている。 |
持ち運びにくい;Wifiでの接続が必要。 |
SDカード |
複数枚のSDカードにデータを分けて保存できる;持ち運びやすい;iPhoneに直接接続できる。 |
紛失・故障するリスクがある;SDカードリーダーが必要。 |
外付けHDD/SSD |
HDDは大容量で安価;SSDの転送速度が速い;通信料やWi-Fiがいらない;コスト重視ならHDD、速度や耐久性重視ならSSD。 |
コンセントやアダプターが必要。 |
それぞれの外部ストレージはメリットとデメリットがありますが、どれがベストなのかという疑問が生じることが多いですね。個人では、予算が許すなら外付けSSDタイプをオススメします。汎用性の高いかつコスト的には、断然「SDカードリーダー」が有利です。
iPhoneの大容量動画をSDカードに保存する方法
- *安全性や確実性を考えるとApple純正品、もしくはMFi認証品のSDカードリーダーの購入をおすすめします。
- ➊ SDカードリーダーにSDカードを装着し、iPhoneと接続します。
- ➋ SDカードリーダーを接続すると、iPhoneに「アクセサリを使用するにはiPhoneのロックを解除してください」というメッセージが表示されます。Face IDやパスコードでiPhoneの画面ロックを解除しましょう。
- ➌ iPhoneの「写真アプリ」からSDカードに保存したい大容量動画を選択し、左下の共有ボタンをタップしてください。共有方法の一覧が表示されたら、「ファイルに保存」を選択します。
- ➍ 表示された画面でSDカード名を選択して、「保存」をタップします。すると、SDカードへの動画保存が開始されます。
まとめ
今回は、iPhoneのストレージ容量を圧迫した大容量動画をパソコンや、クラウドストレージサービス、共有アルバム、外部ストレージに保存する方法を紹介しました。iPhoneから動画をスムーズに転送完了すれば、iPhoneの動画を削除して容量を確保できます。
手元にパソコンが持っている人は、大容量動画をiPhoneからパソコンに転送することが一番便利でおすすめします。データ転送ソフト(DearMob iPhoneマネージャー)を使うことで簡単に転送できるだけでなく、その後、パソコンに保存されたiPhone動画を他のデバイスに送ったりするのも便利です。
一方、パソコンを持っていない場合は、クラウドストレージ(iCloudやGoogleフォトなど)を使いましょう。クラウドストレージサーは無料で使える容量に制限がありますが、できる限りコストを抑えながら無制限にアップロードしたいなら、共有アルバムや外部ストレージを利用すると良いです。
とにかく、自分に合った方法を選びましょう。
iPhoneの大容量動画を簡単に移行できる
DearMob iPhoneマネージャー:WindowsとMac両方対応で、簡単・高速・安全に大容量動画を転送できるのがDearMob iPhoneマネージャーの最大のメリットです。Appleの純正ソフト「iTunes」より使いやすくて機能が豊富です。
この記事を書いた人:スズメ
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