iPhoneでBluetoothを使ってファイルを転送できるか?それ以外の方法を複数ご紹介!
iPhone同士、あるいはiPhoneからPCやAndroidにファイルを転送する簡単な方法をお探しなら、Bluetoothが思い浮かぶかもしれません。Bluetoothとは短距離無線通信技術の1つであり、ワイヤレスイヤホンやスピーカーとの接続、ファイルの転送などシーンによく使われています。
この記事では、「iPhoneではBluetoothでファイルを転送できるか」という質問に答え、iPhoneでの効果的なファイル転送方法についても紹介します。
高速&無劣化!iPhoneデータ管理ソフト
DearMob iPhoneマネージャー:パソコンとiOS端末の間で写真などのファイルを双方向で転送できます。
【開発者】Digiarty Software, Inc
【動作環境】 Windows 10/8/7/Vista(64 bit&32bit)、Mac版あり
【対応ファイル】写真、音楽、ビデオ、連絡先、Podcast、電子書籍、着信音、アプリ、メッセージ、カレンダー、ブックマーク(Safari)など
iPhoneでBluetoothを使ってファイルを転送できるか?
そもそもiPhoneではBluetoothを使ったファイル転送は可能なのでしょうか?
答えは不可能です。
Bluetoothにおけるファイル転送は、BluetoothのFTPといったプロファイルに対応していなければなりませんが、iOSではそのプロファイルをサポートしていません。ということで、iPhoneはBluetooth自体に対応してるものの、イヤフォンやマウスなどの接続といった一部に限られ、データ転送はできないのです。
それはアップルはBluetoothなど他ベンダーに依存した機能を嫌がる傾向があるからです。
でもAppleデバイス間では、「AirDrop」という機能を使えば近くにあるデバイスに項目を送信することができます。
Bluetooth以外にiPhoneのファイルを転送する方法
iPhoneでは、Bluetoothを使ってファイル転送はできませんが、以下の方法でファイルを転送できます。
- 1AirDrop(Apple製品のみ)
- 2iPhoneデータ管理ソフト(例:DearMob iPhoneマネージャーなど)
- 3クラウドストレージサービス(例:iCloud、Googleフォトなど)
- …
では、それぞれのファイル転送方法を紹介します。
1、AirDrop(Apple製品のみ)
「AirDrop」は、iPhone、iPad、MacなどのAppleデバイス間で、写真や動画、プレゼン資料、連絡先、メモ、Webページ、アプリ、位置情報などのデータを直接共有するのに非常に便利な機能です。
ケーブルやインターネット接続を必要とせず、Wi-FiとBluetoothの両方を利用して近くにある別のAppleデバイスとデータのやり取りを行うことができます。
- 📝 AirDropでiPhoneからiPhone/iPadまたはMacへファイルを転送する方法
- @. iPhoneのホーム画面の右上隅で下にスワイプして、「コントロールセンター」を開きます。Bluetooth、WiFiのアイコンをタップしてオンにします。
- ※インターネット共有をオフにすることを確認しておきましょう。
- A. いずれのアイコンを長押しして、詳細画面が表示されます。AirDropをタップして、受信先として「連絡先のみ」か「すべての人」を選択します。
- B. 任意のアプリから共有したいファイルを開き、共有ボタンを選択します。例えば、写真を転送する場合、「写真」アプリを開き、AirDropで転送したい写真を選択します。
- 選択したら、画面の左下にある共有ボダンから「AirDrop」をタップします。
- C. すると、AirDropで共有可能な相手の一覧が表示されるので、共有したい相手を選択します。
- D. AirDropを受信する側は、受信通知が来るので、「受け入れる」を選択します。
2、iPhoneデータ管理ソフト
AirDropの最大のデメリットは、Apple製品の間でしかファイルを転送できないということです。iPhoneとWindows PCの間でファイルを転送するには、最も簡単な方法の1つはiPhoneデータ管理ソフトを利用することです。
iPhoneデータ管理ソフトの中には、たくさんの選択肢がありますが、iTunesとDearMob iPhoneマネージャーをおすすめします。
iTunesを使って、Windows、Mac(macOS 10.14以前、macOS 10.15以降はFinderを使う)、iPhoneの写真や動画、アプリ、連絡先、カレンダーなどのコンテンツを同期または共有することができます。iTunesを利用する場合はストレージ容量の制限はありませんが、操作上には少々面倒です。
より簡単かつ便利にiPhoneのファイルを転送するには、サードパーティー製のiPhoneデータ管理ソフト「DearMob iPhoneマネージャー」をおすすめします。品質を損なうことなく転送できるので、大量の写真や動画などのデータを転送したい方にはとても便利です。
DearMob iPhoneマネージャーは、iPhone、iPadとPCの間でさまざまなメディアファイルを双方向で転送するためのソフトです。ユーザーフレンドリーなインターフェイスで、使い勝手が良いです。写真や動画、音楽、PDF、連絡先、電子書籍、ブックマーク、アプリなど殆どすべてのファイル転送に対応しています。また、データのバックアップ作成・復元、DRM解除、ファイル暗号化、着信音作成、動画&音声の変換などの機能も搭載されています。
- 📝 DearMob iPhoneマネージャーでiPhoneからWindowsへファイルを転送する方法
- @. USBケーブルを使用してiPhoneをパソコンに接続します。そして、「DearMob iPhoneマネージャー」を起動します。
- A. すると、下記のような画面が表示されるので、転送したい項目を選択します。例えば、写真を転送したい場合は、「写真転送」をクリックします。
- B. 転送したい写真を選択して、画面上部にある「エクスポート」をクリックすると、選択した写真がWindowsに一括転送されます。
- C. 転送が終わったら、「PC 」→ 「ピクチャ」 →「 DearMobPhoneManager」を順番にクリックすることで、転送された写真を確認することができます。
3、クラウドストレージサービス
クラウドストレージサービスとは、インターネット上にあるサーバーにデータを保存することができるオンラインストレージのことです。クラウドストレージサービスを使えば、お使いのモバイル デバイス、タブレット、パソコンから、ファイルやフォルダを保存、共有、共同編集することができます。
クラウドストレージサービスの多くは、無料で利用できますが、一定以上の容量には課金されるものもります。有名なクラウドストレージサービスには、以下の4つがあります。
サービス名 | データ容量 | 対応ファイル | 提供元 |
---|---|---|---|
Googleドライブ |
15GB:無料 |
動画、画像、音楽、Microsoftのオフィスファイル(ワード、パワーポイント、エクセルなど) |
|
iCloud |
5GB:無料 |
動画や写真、アプリ、ブック、iPhoneの設定、メッセージ、着信音など |
Apple |
OneDrive |
5GB:無料 |
動画、画像、音楽、ドキュメントなど |
Microsoft |
Dropbox |
2GB:無料 |
動画、画像、音楽、ドキュメントなど |
Dropbox, Inc. |
今回は無料でも15GBまで使えるクラウドストレージ「Googleドライブ」を例として紹介します。
Googleドライブは、WindowsやMac、iPhone、iPad、Androidのスマホなど、さまざまな端末に対応しています。iPhoneで保存した文書、動画、写真などを Googleドライブにアップロードして、他のユーザーと共有することができます。
共有機能には、「リンクを共有する」と「ユーザーを追加する」の2種類があります
ユーザーを追加:共有したい相手がGoogleアカウントを持っている。
リンクを共有:共有リンクを知っている人がファイルを閲覧できる。
- 📝 GoogleドライブでiPhoneから他の端末へファイルを転送する方法
- @. iPhoneで「Google ドライブ」アプリを開きます。共有したいファイルがアップロードできたら、そのファイルの右横にある「…」をタップします。
- A. メニューから「共有」をタップ、あるいは「リンクをコピー」を選択します。
- B. 「共有」をタップする場合、「ユーザーまたはグループを追加」に共有相手のメールアドレスを入力します。「送信」をタップすると共有完了します。
- C. 共有リンクをコピーする場合、あとはメールやSNSなどに貼り付けて相手に送れます。
4、その他の方法
AirDrop・iPhoneデータ管理ソフト・クラウドストレージサービスなど、いずれの選択肢も使えない時・何らかの不具合でこれらが使用できない場合などは、以下の方法を試してください。
例:
・ファイル転送サービス(GigaFile(ギガファイル)便、データ便など)
・クイックスタートを利用する(機種変更時のデータ移行)
・SNSやメッセージアプリを利用する(TwitterやLINEなど)
・USBメモリー/SDカードを利用する
・メールに写真や動画などのファイルを添付して送る
まとめ
iPhoneでBluetoothを使ってファイルを転送できるか、できない場合それ以外のファイル転送方法について説明しました。
iPhoneでBluetoothだけでファイルを転送することはできませんが、AirDropという似っている機能を使えば、ワイヤレス接続せずにAppleデバイス間で簡単にファイルを転送することができます。さらに、iPhoneとWindows PC、Androidスマホの間でファイルを転送したい場合、サードパーティのiPhone管理ソフトやクラウドストレージサービスなどを使用することができます。
Bluetooth を使わなくても、iPhoneでファイルを転送する方法はたくさんあります。結論として、好みと転送するファイルのサイズに基づいて、適切な方法を選びましょう。
この記事を書いた人:スズメ
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