【対策】空き容量不足でiPhoneのバックアップや復元ができない問題を解消する方法
「iPhoneのバックアップを作成したいのですが容量が足りないと出ています。どうしたらいいですか。そろそろ新しいiPhoneに変えたいのでバックアップ出来なくて困ってます。」―知恵袋では、このような質問が沢山あります。
今回の記事では、空き容量不足でiPhoneがバックアップできない・復元できない問題への解決方法をわかりやすく紹介しましょう。
(一)iPhoneをバックアップするとき容量不足を解消する方法
(1)iPhoneストレージ容量の使用状況を確認する
ご使用中のiPhoneで、「設定」アプリを開いて、「アプリ」→「全般」→「使用状況」の順でタップします。すると、iPhoneストレージのサイズと空き容量に関する情報が表示されます。
また、「ストレージの管理」をクリックして、種々のデータカテゴリに使用されている容量の内訳も確認できます。
iPhoneの空き容量は極端に少ない(1GBもない状況)であれば、ビデオ、写真、アプリ、音楽、ポッドキャスト、メッセージ、電子ブックなど不要なデータやアプリを削除しましょう。
特に、それぞれ異なる符号化方式を持つグラフィック画像、スプレッドシート、オーディオクリップを添付するテキストメッセージは、使用容量が大きいので削除する効果も大きくなります。
ところで、不注意のミスなどで大切なデータが失われる可能性があるので、このような事態に備えて、事前に重要なファイルをパソコンにバックアップして、偶発的なデータ損失を防ぎます。また、iPhone内のデータが多すぎて削除可能なファイルが相当たまっているので、一々と探すだけでそれなりに時間がかかるし精一杯です。
- 対策として、「DearMob iPhoneマネージャー」というデータ転送ツールを利用して、iPhone内のデータを一括でパソコンに取り込むのが手っ取り早いです。
(2)DearMob iPhoneマネージャーを使ってiPhone内のデータをPCに取り入れる
必要な条件:
@.パソコン
A.Apple純正のLightning USBケーブル
B.DearMob iPhoneマネージャー
C.iPhone
- STEP1:対象のiPhoneをUSBケーブルでパソコンと接続します。
- STEP2:DearMob iPhoneマネージャーを起動後、ホーム画面で『バックアップ』をタップします。
- STEP3:すると、「iPhone、iPod内のデータをこのコンピュータにバックアップします」の画面が出て、青色の「今すぐバックアップ」ボタンを押したら、iPhone内のデータが自動的にPCにバックアップされます。
- STEP4:バックアップが終わったら、画面上部にある「バックアップファイルを復元」をクリックして、先ほどバックアップされたデータが確認できれば成功です。
以上のSTEPに従って、超簡単にiPhone内のデータやコンテンツをパソコンに転送することができます。また、DearMob iPhoneマネージャーでPCに保存したバックアップをiPhoneに復元することもできるので、iPhone内にあるデータを全て消しても安心します。
- ヒント:DearMob iPhoneマネージャーは、iPhoneの買い替えでバックアップが必要なタイミングや、iPhone内のデータを整理したいときなどに活用できるバックアップソフトです。一括でバックアップと復元以外、データの種類ごとに個別にバックアップすることもできます。
(二)iPhoneバックアップを復元するとき容量不足を解消する方法
(1)最新バージョンのiTunesおよびiOSへアップグレードする
iPhoneにバックアップを復元するとき十分な空き容量がない場合、iTunesおよびiOSを最新バージョンに更新することで問題を解消する可能性があります。
1.iTunesを最新バージョンに更新する方法
- STEP1:まず、使用中のiTunesバージョンを確認する必要があります。iTunesを起動して、画面上のメニューバーで「ヘルプ」が表示されて、クリックして表示されたプルダウンメニューの中から「バージョン情報」を選択します。現在のバージョンは最新バージョンでない場合には、次に進みます。
- STEP2:Windowsの場合、iTunesを起動し「ヘルプ」 →「更新プログラムを確認」→「iTunes をダウンロード」を順でタップします。一方、Macの場合は、App Storeを起動し「アップデートを確認」を選択して、新しいバージョンのiTunesが検出されたら、「iTunesをダウンロード」→「アップデート」をクリックすれば完了です。
合わせて読む:【解決済み】iPhoneバックアップがPC容量があるのにできない時の対策(iTunes)>>
2.iPhoneのiOSを最新バージョンに更新する方法
- STEP1:まず、使用中のiOSバージョンを確認しましょう。iPhoneのホーム画面から「設定」→「一般」→「情報」→「バージョン」をタップします。現在のバージョンは最新バージョンでない場合には、以下の操作を続けます。
- STEP2:「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「ダウンロードとインストール」をタップします。
- STEP3:iPhone本体のパスコードを入力して、iOSのアップデートファイルのダウンロードが始まります。アップデートでは大きなファイルをダウンロードするため、目安として5GB程度の空き容量が必要になります。
- STEP4:アップデートファイルのダウンロードが完了したら、ポップアップで確認画面が表示されて、「今すぐインストール」をタップします。後は待つだけです。
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(2)iPhoneとパソコンを再起動する
iPhoneを操作する際に問題が発生してしまうと、問題を解消するため、テクニックというより基本中の基本の再起動だが、知っててもついつい忘れがちでしょう。
iPhoneにバックアップを復元するとき容量が足りないときも、とりあえず、iPhoneををパソコンから取り外して、パソコンを再起動します。
同時に、 iPhoneのホームボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を同時に長押ししてiPhoneを強制的に再起動します。
そして、iPhoneとパソコンの接続とデータ復元作業を続けて実行します。
(3)セキュリティアプリの設定を調整する
インターネットに接続可能なデバイス、例えば、iPhone、iPad、PC、スマホなどサイバー攻撃の対象になりやすいです。ウイルス感染のリスクを最小限に抑えて、デバイスを保護するために、いくつかのセキュリティアプリをiPhoneかPCにインストールするのは日常茶飯事です。
ところが、それらのセキュリティアプリはiTunesと相性が悪くて、iTunesが正常にバックアップデータを処理できないケースがあるようです。セキュリティアプリの設定を変えてみて、バックアップの復元がうまくいくこともあります。
セキュリティアプリの設定によってiPhoneバックアップ容量不足の問題を解決しましょう。
- STEP1:日付、時刻、タイムゾーンの設定が正しいかを確認します。正しくない場合は更新してください。
- STEP2:パソコンに最新バージョンのiTunesをインストールします。
- STEP3:WindowsまたはMac OSを定期的にアップグレードしてください。
- STEP4:高品質で信頼できるサードパーティー製のセキュリティソフトウェアの最新版を利用します。
- STEP5:MacとWindowsのホストファイルをチェックして、問題の原因となっていないことを確認します。
もし、STEP1からSTEP5まで試しても問題が解決しないなら、セキュリティソフトウェア側でウイルス対策機能を無効化するなどの操作が手段の1つとなります。
または、アップグレードプロセス中に、セキュリティソフトウェアを一時的に無効にすることをお勧めします。
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(三)まとめ
本文は、iPhoneでバックアップができないか、もしくはPCからバックアップがiPhoneに復元できないとき、容量不足が原因となる場合の解決方法をいくつか解説します。
初心者も、熟練者も関わらず、自分に合った一番確実で便利な方法を選択してください。最悪の場合、すべての方法を試しても改善しないなら、Appleのサポートセンターへお問い合わせください。
この記事を書いた人:小林ほたる
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