次世代規格4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)とは？規格・特徴・違い・再生について解説

4Kブルーレイ規格について

Ultra HD Blu-ray規格：物理的なディスク仕様
4KとUHD対応のため、従来のブルーレイに比べて、4Kブルーレイ容量は1層当たりのディスク容量に25GB/層と33GB/層の2種類が用意されます。50GB（2層）、66GB（2層）、100GB（3層）の3種類のディスクがありうるということです。　

Ultra HD Blu-ray規格：映像仕様
4Kブルーレイは次世代映像圧縮技術のHEVC（10ビット）、色の再現性を大幅に高める広色域規格を採用します。4Kブルーレイの解像度は3,840×2,160/1,920×1,080です。ダイナミックレンジの拡張(HDR)もサポートします。また、Ultra HD Blu-rayは「4K/HDR」「4K/SDR」「HD/HDR」「HD/SDR」、4種類の映像コンテンツを収録できます。　

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4Kブルーレイ特徴について

Ultra HD Blu-rayの特徴は以下の四つあります。

画質向上
4Kブルーレイはブルーレイが採用するフルハイビジョン（1920×1080ピクセル）の４倍の解像度を持つ４Ｋ（3840×2160ピクセル）の映像を記録できることです。つまり、ディスクメディアの解像度が4Kテレビの解像度に追い付いたのです。4Kテレビのパフォーマンスを最大発揮することができます。

読み出し速度向上
4Kブルーレイ容量は2010年規格化されたBDXL3層メディアで100 GBであることは変わりませんが、違いは読み出し速度です。既存ブルーレイの当倍速36Mbpsですが、UHD BDは100 Mbpsとなっており、既存ブルーレイの3倍速に相当します。

高コントラスト化
「高コントラスト化」で映像の臨場感や立体感が増す効果を発揮することも特徴です。従来のブルーレイは最大100ニット（輝度の単位）までしか記録できない「SDR（スタンダードダイナミックレンジ）」と呼ばれる規格を採用されています。しかし、UHD BDには、最大１万ニットまで記録できる「HDR（ハイダイナミックレンジ）」と呼ばれる規格が採用されています。だから、UHD BDは夜のキャンプファイアーや波間に反射してきらめく太陽の光など、より細かい輝度表現が可能になっています。

広色域化
UHD BDには地デジやブルーレイなどに採用されている「BT.709」と呼ばれる色域に比べて、大幅に色再現範囲が広がった「BT.2020」が採用されているので、光の３原色のうち赤と青だけではなく、森の緑や、エメラルドグリーンの海など緑方向の再現性がさらに上がっています。

4Kブルーレイとブルーレイの違いについて

コーデック、画像数、アスペクト比、色域規格、大フレームレート、ピットレートについて、4Kブルーレイはブルーレイとの違いを以下の表に表示されます。ご覧下さい！

まとめて言えば、現行ブルーレイと比較すると、4Kブルーレイは「解像度」「色域」「輝度レンジ」などの要素すべてが拡張されます。

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まとめ

最後、4Kブルーレイのポイントをもう一回チェックしましょう。

・4Kブルーレイ解像度は3840x2160
・4Kブルーレイ容量は3層最大100GBまで
・4Kブルーレイの映像コーデックはH265/HEVC
・4Kブルーレイ映像ビット深度は8bitから10bitに変更
・4Kブルーレイの色空間は従来BDの2倍

・現行のBDプレイヤーでは4Kブルーレイを再生することができない

現在、4Kブルーレイコンテンツはハリウッド映画タイトルを中心に充実し始めて、20以上のタイトルが発売および発表済みとなっています。また、4Kテレビ、UHD BDソフト、UHD BDプレーヤー、UHD BDレコーダー、HDMIケーブルも市場に販売されています。興味があれば、4Kブルーレイ再生環境をを整えて、4Kブルーレイを楽しんでください。